Electroconvulsive therapy(ECT)

閉鎖循環式全身麻酔の精神科電気けいれん療法電気けいれん療法( Electroconvulsive therapy:ECT)は電気的刺激によって脳に全般性の発作活動を誘発し、これによる生物学的な効果を通して、臨床症状の改善を得ようとする治療法です。

1938年にイタリアで世界初の ECTが報告されました。ECTはうつ病に限らず、双極性障害、統合失調症においても効果が期待できる治療法の一つであるため、臨床で使用されています。

また、静脈麻酔薬や筋弛緩薬が使用されるようになり、修正型ECT(modified ECT:m-ECT)が開発され普及していきました。その後、右片側性ECTの導入、パルス波ECTが開発され、1990年以降はECTに関する手順書やガイドラインなどが多数刊行され、ECTの標準化が進んでいます。

目的

ECTの理解、普及、治療の標準化を目的としています

本研修は、精神科医療に従事するメディカルスタッフがECTの治療効果、副作用、治療室での支援、多職種連携等について理解し、ECTの普及および治療・ケアの標準化を推進することを目的としています。

研修の学習目標について

学習目標についてはこちらをご覧ください。

対象となる方

全国の精神科医療施設等でECTに携わるメディカルスタッフ

  • 看護師(准看護師含む)
  • 作業療法士
  • 公認心理士
  • ソーシャルワーカー(精神保健福祉士)
  • 薬剤師

ECT研修

オンデマンド配信にて、各分野の専門家が詳しく丁寧に解説します

精神科医師

麻酔科医師

精神看護専門看護師

薬剤師

手術室看護師

休憩時間など隙間時間で自由に視聴
スマホやタブレットで手軽に受講

総合討論会(ライブ配信)では、多職種がパネリストとして参加します

多職種による模擬症例に関する総合討論をライブ配信

2023年度 総合討論会 会場の様子(左から作業療法士、薬剤師、精神保健福祉士、精神看護専門看護師、訪問看護師)
主催 国立研究開発法人 国立精神・神経医療研究センター病院
共催 公益社団法人 日本精神科病院協会

模擬症例検討は、多職種の総合討論会
生配信で症例検討・総合討論を視聴

詳細について

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受講者の声

オンデマンド配信

看護師

貴重なご講義ありがとうございました。今後の臨床に活かしたいです。知識ゼロだったので、講習を受けて、色々な意味がわかりました。ありがとうございました。ノートにメモがたくさん出来ました。何度でも停止できて、かつ、巻き戻せるオンラインは、すごく良かったです!!

看護師

ECTに携わる場所に勤務していますが、施行の手順などは覚えていても根拠や注意することなど知らないこともあり、勉強になりました。臨床で役立てて行きたいと思います。

総合討論会(ライブ配信)

精神保健福祉士

Webでの総合討論は現地で行っているような臨場感を保ちながら、満足度の高い内容でした。架空事例とはいえ、具体的な症例を挙げてくれたことで、臨床でのイメージも沸き、実践に活かせると感じています。オンデマンド配信による事前学習があったことで、討論会により理解が深まったと思います。特に多職種でECTの取り組むという姿勢で、各職種の視点を交えた討論が良かったです。

看護師

模擬症例を通し、講義の内容を総合的に振り返ることが出来ました。現在ETC業務に関わっており、どんな視点で考えなければいけないか、自施設で今何が足りず、今後どんなことが必要か等、討論の内容を通して、よく考えることが出来ました。


お知らせ

  • 令和5年度(2023年度)のメディカルスタッフ向けECT研修は終了しました
    令和5年度(2023年度)のメディカルスタッフ向けECT研修は終了しました。令和6年度(2024年度)のメディカルスタッフ向けECT研修募集については、決定次第、こちらのホームページでお知らせいたします。
  • ライブ配信オンデマンド配信のお知らせ
    3月15日に開催いたしました、ライブ配信について、録画視聴に関するお問い合わせを多数いただきましたことから、検討の結果、急遽、3月21日(木)~3月27日(水)の期間にて録画配信の実施を決定いたしました。 なお、録画配信 […]

適格請求書発行 事業者登録番号

当施設の適格請求書発行 事業者登録番号をお知らせします。 適格請求書発行 事業者登録番号 : T6012705001563